コンデンサ容量測定ツール/プローブ


●プローブ構造

お持ちのピンセットを使った簡単な冶具を用意頂く必要があります
自作キット有り(LP-CL)
ピンセットは何でも可。壊すわけではないので必要なくなれば戻せます。工作時間は30分ぐらいです

外観

先端にアタッチメント式のRと、ピンセットでCをつかむためのリード線を付ける加工をしてあります
1.適当なテープを先端に1回巻いて絶縁します(薄黄色)
自作キットLP-CLのピンセットを使えば樹脂性なのでテープ絶縁は要りません
2.リード線(AWG28より線)をむいて、適当な位置で先端を一回巻いてよじってプローブがつかめる突起を作り、ほどけない程度に半田します。ピンセットの上下ほぼ同じ位置で同様にします
3.片方の突起部に普通のDIPソケットを1個半田します
4.もう1個、DIPソケットをその上に2段になるよう挿入、これは抵抗が付けてあります

※詳しい加工法は下記にあります

抵抗用DIPソケット

SMD1608サイズの抵抗(抵抗値は56KΩ、この値の説明は後記)を半田したものです
CR回路を構成する抵抗値は、C測定値によってレンジを変えた方が良く(説明後記)、DIPソケットで取替えが簡単になる
以下、レンジ抵抗と呼びます。計測する静電容量によって使い分けます
56KΩ  0.5pF 〜 1000 pF
1KΩ  1000pF 〜 100uF
56K、1K の2個を作成下さい

LM02との接続

使用CHは決まっています
16CH側バッファにLMBUF*を使用し、その8CH、12CH、GND の3本でつかみます
注意:0-7CH側のコネクタ未使用
測定時、このピンセットでコンデンサをはさみます

8CH 信号IN、抵抗単独側(ソケット左)
12CH 信号OUT、抵抗とコンデンサの中間(ソケット右)
GND 下側のリード

コンデンサは、ピンセットの
リード線を巻きつけた上下の部分ではさむようにつかみます
(このコンデンサは1608サイズですが、1005も充分可。つかむ時はもう一個精細なピンセットではさんでそこに誘導すればつかみ易い)





●ピンセットへのリード線加工のコツ

リード線(AWG28より線)が適しています。ピンセット上下に作られたこの部分で、SMDコンデンサをつかむことになるので、このリード線は細く多数本ある材質の方が良い。
またなるべく平たくなるように配置する

自作キットLP-CLのピンセットを使えば樹脂性なので絶縁テープは要りません