DDRメモリのCLK品質評価



DDRメモリは、CLKの品質にはデリケートです
HDL設計でも、FPGAメーカー合成ツールでも、このアナログ要素を評価することはできませんが、重要な評価項目です


一般に、DDRの配置設計は以下のようになります
FPGAが制御するとして、DDRが4個ぐらいなら、CLKライン(+-の2本)は1系統の一筆書き。その終端で、抵抗でCLK+ - を結合します
この終端はCLK品質に影響します(終端方法は他様々あります)




DDRが2個で、抵抗のみで終端する回路で実測して、抵抗がどう影響するかを検証します
SSTL18-2 (振幅規格1.8V) CLK=220MHz (DDR440相当)

終端抵抗: 390Ω
Vpp: 1.84V
終端抵抗: 100Ω
Vpp: 1.40V

Vppは、1.5V程度は必要なので、この回路では終端抵抗は、100Ωでは適さないと判断できます
以上は、DDR個数、PCB状態、終端方式、...によって様々な結果になります
この検証は、HDL設計だけではわからないことです。しかし、回路動作安定解析には不可欠です


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