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125MHz測定
サンプリングCLK500MHzで、125MHzの信号を測定します
※オプションの低電圧高速BUF/LBH使用します。標準より高速性に優れます
仕様には現れにくい、ロジアナの実力値の判断の参考にして下さい
ロジアナとして、本情報を開示することは重要と考えます


【測定信号条件】
2.5V振幅の125MHz信号、IO規格SSTL2
基板GNDノイズは少なく、信号も終端されてキレイ


【サンプリング開始点が合った時】
125MHzを500MHzでサンプリングすることは、丁度、4点サンプリングになります。
従って、測定する125MHzとロジアナのサンプリングCLKが開始点が合っていると以下のように、Duty比1対1に綺麗にサンプリングできています。
周波数分析機能で、125MHzがカウントされています。

上波形で、カーソルを広げて、分析数を上げて診ました。
周期数は、2872回分析しています。 
周期、H幅、L幅、全くくずれていません
      




【サンプリング開始点が合っていない時】
非同期なので、測定する125MHzとロジアナのサンプリングCLKが開始点が合っていない場合があり、以下のようにDuty比1対1にならなくなります
しかし、その場合でも、周期はくずれることなく(波形の山谷は全て捉えています)、周波数分析機能で、125MHzがカウントされています。



高速サンプリングの重要な注意

※125MHzは本ロジアナの分析限界信号で,測定条件が満たされないと山谷がくずれずにサンプリングすることは困難です。どんなロジアナにも言える事ですが、周期に対して、充分なサンプリングをするには、8点サンプリング以上が望ましいです。125MHzに対し500MHzということは4点なのでDutyの確保は期待できないことになります。
●高速な信号はノイズが発生しやすいのが原則です。高速信号を複数同時サンプリングすることは困難です。今回2信号だけなので、125MHzも山谷が割れることなくサンプリングできましたが、信号数が増えた時それが保証されるものではありません。
もし、ノイズの影響がある場合、中間のCHを空ける、信号本数を少なくする等の工夫をしてみて下さい。
●測定信号のGNDノイズの影響はかなり重要です。基板によっては、GNDノイズが大きいものがあり、その場合、低速なCLKでも正確にサンプリングすることは困難になります。
●LBHは、2.5V以下の低電圧高速用にベター調整されています。3.3V振幅信号だと若干高速サンプリングに向かなくなります。