GNDノイズフロアの実測 |
オシロ自身にノイズがあるのを知っていますか?
●ノイズフロアとは、測定器自身のノイズです
仕様として公開している製品はあまり無いと思いますが、高感度仕様ではこの数値の開示が必須です
方式は様々ですが、当社では、”GNDノイズフロア” と定義しています
パーソナルデジタルオシロとして内部ノイズ最小レベル
(2017/9 当社調査)
●測定法
・プローブの先端の信号とGNDをショート
・プローブ倍率1
・DIV = 2.5mV
・トリガー無し、フリーRUN
この条件で変動Vppを計測します
1000サンプルを基準幅にします。1000サンプルは、一般測定器の1画面が約800サンプルなためです
※製品によって、プローブの先端ショートでなく、内部GNDに接続して測定するものがあります。
その方が良い値が出ますが、実際の信号計測は必ずプローブを経由するので、その方法はNGです
●CLK = 50ns (= 20MS/s) で実測
縦Div=2.5mV、横Div=2500us
50ns(20MS/s)で52.8us(黄色2カーソル間)、つまり、1000サンプル強のVppを計測 (画面倍率1/2なので、データは画面dotの2倍存在します)
Vpp = 0.56mV ★下分析window内
この”GNDノイズフロア”のレベルは、パーソナルデジタルオシロとして最小レベルです
ハイエンド専用機にも匹敵します
しかも14bit-ADCのオシロ自体ほとんど存在しません
※用途が限定された、AD変換器(音声、KHz帯など低帯域,定電圧専用)はオシロとは分類が違うので除外されます
※当ロジックアナライザーは、デルタコア社オリジナル開発です。
記載されている各名称、製品名は、各社の商標、または、登録商標です。 |