1.4GHzサンプリング例  LBH2-1個モード

 
100MHz超の高速信号の位相差測定をする” という特定用途

コンセプト

DDR266メモリなど、”100MHz超の高速信号の位相差測定をする” という特定用途で開発しました
最大分析周波数は、パーソナルロジアナの領域を超えています
高速信号に特化したため、CH数は4までですが、100MHz超を分析できます。



最大分析周波数  



測定信号:175MHz、SSTL2-2.5V
1077回のCLKで全てのHLがつぶれることなく分析できています

最大分析周波数はロジアナの重要な性能項目です。サンプリングCLKだけでなくこの仕様にも注意下さい



100MHzを測定すると
 

(2.5V-SSTL2、波形倍率1)
 波形倍率5

1.4Gで100MHzをサンプリングすると、14点サンプリングになります。
画面中に周波数分析windowがあります。2カーソル間の周波数成分を分析しています。
HL成分の分析を見ると、33回分析して、5.0ns の中間値に対して、4.3 - 5.7 ns で捉えています。(1.4G は 0.71ns なので、このサンプリング精度は高いと言えます)
つまり、HL-Duty比は、かなり 1:1 に近づくレベルまで計測されています。

パーソナルロジアナで、100MHz超を分析できること自体稀有な存在であり、ましてDuty比をここまで分析できる当ロジアナの実力に注目下さい
(※誤解の無いように注釈。等価サンプリングではありません。シングルの全点リアルサンプリングです)



DDR266-DQS位相の測定  



DDR266メモリは、DQSは133MHzになります(図中右の周波数分析window内参照)※DDRは266までです
Data-bit と DQSの調整がDDRメモリの困難なところで、Data-bit の 中間に DQSの位相をおくことが必要です(WRの場合)
図中中央に、エッジ分析window(V2.7新設)があります。これは、2カーソル間で起きている D0↑からDQS↑までの平均間隔を計測しています。
カーソル間には4回の現象があり、計測して,平均 1.8ns と分析されています (133MHzの1/4は、1.9ns。この値が理論的位相値)
DQS位相は問題ないことがわかります

6倍に拡大して、単独の位相差を計測すると以下になります。2カーソル間時間は上部中央に 2.1ns と表示されています
DQS↑はD0の中間で↑していることが計測されています







※当ロジックアナライザーは、デルタコア社オリジナル開発です。
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