マスクBIT利用法

シリアル分析機能のマスクBITは、境界中の最初か最後の1BITを数値化から除外します
シリアルフォーマット I2C を例に説明します
 

シリアルフォーマット ”I2C” の分析




”I2C” は、上画面のように、SCLというクロックと、SDAというデータから成立します。
SDAは、データ8BIT+ACK1BIT の計9BIT構成です。
単純に9BITをBIT分割で指定すると、ACKが含まれ、8BITデータがわかり難くなります。
そこで、マスクBITを有効にすると、ACK部分を数値化から省きます。
以上のテキスト出力のように、データ部分のみが分析できます。
上のテキスト出力は、//で始まるコメントは、後からマニュアルで追加しました。以外は自動出力です。


設定は以下です。注意点は、
 ・BIT分割=9
 ・マスクBIT=最後




シリアル分析機能は、汎用シリアル分析用に作られています
I2C専用のデコーダではありませんが、今回のように、I2Cも分析できております。
多様なシリアルフォーマットにも対応できるように詳細な設定項目を用意しております。




シリアルフォーマット ”I2C” の分析のヒント




SDAの開始点はどこかですが、”start”という定義があります。
上画面カーソル直前にSCLのdutyが変化している部分があります。
ここが、”star
t” です
ここにカーソルを置いて分析の起点にすればSDAの開始点から分析できることになります

※詳しくはI2Cデータシートに譲ります



※本ロジックアナライザーは、デルタコア社オリジナル開発です。

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