クランプ直流電流計ツール |
LDSO-DCA LDSO(ストレージオシロ)オプション ※LOSCL(オシロ等価)では使用できません |
業界初基板の非接触動的電力、ロジアナと電流計の同期動作 |
LDSOの応用ツールとして、 クランプ直流電流計が追加されました 電流センサICは、空間磁束から計測する非接触型 |
安価部品キットです。手作り感満載ですが機能はスペシャル
利点
・クランプ電流計の市販品より安価(部品キット\2,000円)
・ロジアナでトリガーし、瞬間しか発生しないピーク電流電力が測定できる
マイナス点
・加工が必要
・IC露出もありますので、ユーザの責任で安全に注意する
●部品キット構成
部品キットは、フェライトコアにIC(コンデンサなど付)が取り付け済み品です。ICはフェライト端にエポキシ樹脂で接着してあり、ここまでできています
右図が加工後です。ケーブルが4本の加工のみです。この加工はユーザでして頂きます。
LDSO(オプション)で、右図の両サイドの、GND、信号を測定します
●クランプ電流計の外観と電源例
センサICに電源5Vが必要です ここでは、右のUSBコネクタを利用し、PCから5Vを供給してもらうようにしていますが、5Vはスイッチング電源なら何でも結構です (USBコネクタと電源ケーブルは付属しません) |
●使用例
詳細 通常のクランプ計のように中央の隙間に電力ケーブルを入れて測定できます クランプなので、計測しようとする装置の基板パターンを切断しなくて良い。ここではUSBケーブルの5Vを引き出しましたが、これを作っておくとどのUSB装置でも計測に使えます LDSO は、ストレージオシロ+ロジアナ同時機能があります |
●計測例
DRAMが起動すると、電力が上昇する基板で実験します
オプションLDSOは、ストレージオシロ+ロジアナ機能があるのでそれを利用します
1.クランプ電流計で、基板の大元の電力線をクランプし、DSOでつかみます
2.ロジアナで、回路動作状態を特定しトリガーします
図中 C が”WR DRAM”信号が変化する部分。トリガーに使用
クランプ電流計はアナログ電圧を出力するので、LDSOでサンプリングできます
図中 A は、DRAM未起動状態なので、532.6mA と計測されています
図中 B は、DRAM WR起動状態なので、680.5mA と計測されています
図中 D は、発生時間で246ms。 一般の電流計では測定できない短時間、かつ、デジタル信号同期の発生を測定できています
(単独の市販電流計は視認計測なので現象が数秒持続しないと計測できないし、変動していると平均になるが、この電流計は瞬間が測定できます)
このシステムの特徴
・ロジアナでトリガーできるので、瞬間の動的電力を測定できる 業界初
・クランプ型なので、回路を切断しなくても計測できる
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本システムは、業界初の基板の動的電力を低コストでできるメリットはありますが、
構造的にユーザに負担をかける加工、使いにくい点もありますので、以下の資料に全て目を通して、使用を選択下さい
測定の説明
加工の説明
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仕様
測定範囲 | 直流電流 30mA 〜 4A 誤差約5% ※微小変動数10mA *2 |
供給電源電圧 | DC5V±0.25V |
*1.電流がマイナス値で計測された時
クランプを挿入する方向を逆からにするとプラスになります
*2.微小変動
空間磁束を計測しているので、回りの電力線、近くの金属中の磁力、空間磁力などが影響します
5V電源ノイズも影響します
これらの影響が強いと少し大き目に変動します。複数回測定し中央値を採用下さい
※当ロジックアナライザーは、デルタコア社オリジナル開発です。
記載されている各名称、製品名は、各社の商標、または、登録商標です。 |