電圧変動のデータロガー |
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LDSO: デジタルストレージオシロ&イベント抽出サンプリング 電圧変動を 高速&超時間 データロガー |
当ロジアナの革新的テクノロジーに、”イベント抽出サンプリング”があります。この機能がストレージオシロに対応
イベント抽出サンプリングは、現象を指定条件で、高速&超長時間&モレ無し、でサンプルできる機能です。
電源電圧の変動の計測に使用すると、24時間、50MS/sの高速でも、データロガーできます *1
●電源電圧の変動を計測
抽出条件: ”電源3.0v”信号 = 2.5V以下になった時
サンプルレート: 20ns、 (AD分解能10bit+ロジアナ6chモード)
電源3.0vを不定期に、2.3vまで変動させています(試験用に強制変動)
変動が連続で起きているように見えますが、間隔が不定期に空いて起きた変動を抽出しています。
境界線(緑)は変動していない時を無制限にメモリから省いています。タイムスタンプがされており、間隔は10分以上空いています。20nsで通常のサンプリングをしたら、100Mサンプルのメモリでも足りません。計1時間以上計測して搭載メモリの0.1%も使用していません
信号名称 | 種別 | 内容 |
電源3.0v | アナログ | 電源電圧、通常3.0v、変動時2.3v |
Alarm2.5v | デジタル | 電圧を検出し、2.5v以下を検出するとAlarmとして"H"。Alarm回路は本機以外にありそこの信号をサンプルしている |
status | デジタル | 状態を同時にサンプル |
概要
・変動間隔がいくら空いても、全現象を逃さずサンプル *2
・変動していない時はサンプルしないのでメモリは無限レベルに拡張され、PCセーブ時はファイルサイズが小さくなる
・ロジアナが付属しているので状態など同時サンプルできる
タイムスタンプ
・秒少数2桁、日付プラス可
・抽出間隔100ms以下は"-"に略されますが、その時でもイベント検出はモレなく実行されます
一般的データロガーに比べ基本性能も優れています
最大メモリ | 最大64Mサンプル(標準1M) | 64Mだけでも業界最高水準ですが、更にイベント抽出サンプリング効果で無限レベルに拡張 |
AD分解能 | 14bit | 業界最高水準 |
サンプルレート | 200MS/s | ※イベント抽出を有効にする時は、100MS/sから |
ロジアナCH | 8CH | AD分解能14bit + ロジアナ2CH、AD分解能10bit + ロジアナ6CH、AD分解能8bit + ロジアナ8CH |
※LDSO2個時、アナログCH=2、ロジアナCH=16
*1
例えば、現象が、1時間に1回、10usの時間幅で起きたとします。
それを、サンプルレート20nsで計測すると、500サンプル。1日間サンプルし続ければ、合計サンプル数は、500x24=12000。イベント抽出サンプリングは、現象発生部分しか メモリしないので1日間分全部サンプルできます。それでも搭載メモリ64Mサンプル(2Gbit)の0.1%以下しか使用しません
現象発生頻度が増えた場合影響は受けますが、電圧変動のエラー計測なら頻度は低いのでこの方式は非常に適しています
*2
完全ハードウエアで実現。発生都度PCに転送してセーブしているのではなく、ハードウエア内で連続処理しています。そのためPCソフトの処理時間、ハードディスクのセーブ時間など影響しないので、取りこぼしがありません