バースト転送 |
”バースト転送” とは、最近、高速転送のために良く使われます。通信の分野にも ”フレーム転送” という形態の
バースト転送があります。連続データ(データセル)をフレームに同期させて転送する形式です。今回、それを例に実測
します。
プログラムトリガーの機能と似ているのですが、イベント抽出サンプリングは、条件を満たすデータ部分のみを抽出できます。
上図のようにデータセルはある周期で発生します。その間隔はランダムであって構いません。
上のデータセルは 先頭01h, 02h, が連続しています。この連続条件を満たすデータセルでイベント抽出をかけます。
つまり、01h, 02h, が連続していないデータセルは省いて、かつ、データセル間の無駄な部分も省くわけです。
任意のデータセルでイベント抽出をかけるには、まず、条件を設定します。
↓拡大 | |
●連続条件として 条件1:01h -> 条件2:02h ●条件RSTを設定 /FRM = 0 |
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●スキューCUTを有効 (バスデータ単独設定時はスキューによる誤検出をさけるため) ●抽出単位は1 (128bit) のままにしておきます ●抽出境界は有効にする |
実際のロジアナ波形(トリガーは未設定なのでトリガーマークは無視してください)
抽出境界の中に、目的のデータセル 01h, 02h の連続中の 02h を抽出しています。
しかし、抽出部分はわかるが、データセルの後半が抽出境界で削除されています。
イベント抽出サンプリングとは、条件に合った部分をサンプリングすることなのでそうなっていますが、調整ができます。
それが、ダイヤログ設定項目の中の ”抽出単位” です。抽出単位=3 (384bit) にしてサンプリングし直すと、以下になります。
目的のデータセルは最後まで見ることができます。
”抽出単位” とはこのように、抽出条件が短時間しか成立せず、しかしその後ろを見たい場合に使用します。
ダイヤログ設定項目の中に ”抽出を別色” があります。これを有効にすると、以下になります。
01h, 02h の連続中の 02h が抽出データであることを表示しています。